突撃インタビュー!DOLCE.のなんすかコレ!? ~第7回 DJ Myosuke~

投稿日時: 2016年8月9日 火曜日 21:23

~確固たる信念~

DOLCE.さて、Myosukeさんは3つのレーベルを運営していらっしゃいますが、それぞれの違いなどを教えて頂けますか?

DJ Myosukeまず大きな特徴で言うと「曲の速さ」が大まかな特徴になっていると思っていただいて大丈夫です。
レーベル結成順に行くと、まず「Psycho Filth Records」(以下PFR)が2010年頃に結成されました。
当時スピードコアをリリースする場所が無く、「じゃあ俺がやろう!」と思い立ち、近い楽曲を作る方々に声を掛けながら結成しました。

スピードコアなので、基本的には「BPMが300以上」のものだけを収録した楽曲がメインとなっています。
現在のメンバーはFilthy、moro、RedOgre、Kobaryo、Dustvoxxらを含めた12名。

で、次に「Japanese Stream Hardcore」!(以下JSH)
こちらはPFRが出来た翌年ぐらいに俺が発足しました。このレーベルはPFRと違いメンバー制ではありません。
結成理由もメインストリームハードコアのコンピを作るレーベルが当時無かったので、やっぱり「俺がやろう!」という所から始まりました。
参加者は主にkenta-v.ez、DJ Noriken、6th、nnn、RoughSketch、Noizenecio等。

「FREAKIN WORKS」の結成は割りと最近で、2年前ぐらいです。
JSHの速度は大体BPM150~200ぐらい。PFRの速度はBPM300~1200ぐらい。
そうなると、BPM200~300のHARDCOREをリリースする所がないじゃないか!という事で結成されました。(笑)
アップテンポハードコアというジャンルが最近出てきて、メインストリームを速くしたような曲や、テラーコア(スピードコアまでは速くないような曲)や、フレンチコア辺りがFREAKIN WORKSの主なジャンルになります。
このレーベルもメンバー制ではありません。主な参加者はDustvoxx、Kobaryo、Noizenecio、USAO、Laurなど多数の方から楽曲提供頂いてます。

全部一緒でいいじゃないかっていう意見もあるとは思うんですけど、自分の性格上どうしても分けたくて、
リスナー的にも細分化されていた方が求めるジャンルのCDに辿り着きやすいんじゃないかなと思って3つに分けられてます。

DOLCE.詳しいご説明ありがとう御座います!
レーベル毎の明確な振り分け基準を再認識させて頂きました。

DJ Myosukeいえ、それともう一つ、この場を借りて申し上げたいのが、僕が運営しているレーベルは常にメンバーを募集しているので、デモを送って頂きたいです。
長年ハードコアを軸に活動していますが、このジャンルの発展のためには、安心していつでもリリース出来る場所をしっかりとキープすることが重要だと考えています。
活動当初はやりたい事だけをやっていましたが、この分野において間口が広いレーベルがあまりないなと思ってたので、自分はそんな存在になれるように立ち上げ始めました。
自分がレーベルを運営するにあたって特に力を入れているのが流通とプロモーションです。
同人という枠に入ってはいますが、より多くの人に聴いてもらい、聴く人は勿論、作り手側のモチベーションにも繋げたいし、シーンの発展にも繋がりますので、全国流通は元より海外の配信サイトにも登録、海外のアーティストにCDや曲を送ったりなどもしています。
日本のHARDCOREの存在を世界にアピールしたり、新しい才能のある人のリリースを手助けする存在になりたいという理念があります。
興味のある人は是非僕の運営するレーベルまでデモを送ってみて下さい。
質の高いCDを出したいので、勿論選考はありますが、アドバイスも出来ますので、より多くの人たちとHARDCOREシーンを盛り上げられるように頑張って行きましょう!

DOLCE.確固たる信念を持ってHARDCOREを背負い、クリエイトして来ているのが伝わってきます。
この記事を読んでいる方も興味を持ったら是非Myosukeさんまでデモを送ってみては如何でしょうか?