冬コミのリリースに合わせて、HARDCORE TANO*C所属のトラックメーカーとして知られる「t+pazolite」、
「Massive New Krew」、「aran」の3組のアーティストにそれぞれインタビューをしてきました!TANO*C BLOG初の試みとなる今回のインタビューでは、3組のアーティストの冬コミ新作CDの聴きどころや秘話、音楽制作に関わる貴重な情報、体験談など個人の話までたくさん聞くことが出来ました。是非最後まで目を通してもらえたらと思います。
今回はt+pazolite氏のインタビューから始まり、Massive New Krew、aranと3回に分けてお送りしていきますので、お見逃しなく!
PROFILE: t+pazolite
2004年より活動を開始。
初期より他に類を見ない曲調が特徴的だが、唯一無二さは年を重ねるにつれ顕著になっており、あらゆるジャンルを貪欲かつ無節操に取り込んだ楽曲をリリースしている。最近では太鼓の達人、maimai、Groove Coasterなどの各種音楽ゲームへの楽曲提供など、現在進行形でその活動の場を広げている。
OFFICIAL SITE: http://c-h-s.me/
Twitter: https://twitter.com/tpazolite
まさに向上心の塊
DOLCE.TANO*C BLOG冬コミインタビュー特集ということで、今回は3組のアーティストの方々に来て頂きました!まずはt+pazoliteさんから色々とお伺いしていきたいと思います!
t+pazoliteよろしくお願いします!
DOLCE.よろしくお願いします!
DOLCE.ではでは早速ですが、今回は冬コミ特集と言うことで、冬コミに向けて制作されたCDのお話から始めさせて頂きたいと思います!今回「Ponko2 Girlish」という作品をリリースされるということで、こちらの作品、今回どのように仕上がりましたか?
t+pazolitet+pazoliteの3rdアルバムということで、今回初めて所謂音楽ゲームの楽曲がロング版として収録されることになりまして、CD2枚組、音楽ゲームで使用された楽曲のロング版5曲、その他各楽曲のRemix等が収録されています!
今回の新作「Ponko2 Girlish」の視聴クロスフェード
DOLCE.音楽ゲームの楽曲が5曲も収録されているのですね!
t+pazoliteそうですね、その他にも今回のCDオリジナルの楽曲も15曲ほど入っておりまして、大ボリュームのCDとなっております。
DOLCE.なるほど…凄く聴き応えのあるCDになっているわけですね…!
t+pazoliteさんご本人的には、こちらのCDの出来はどの位の物になったのでしょうか…?
t+pazolite120点…!と、言いたい所ではあるのですが…(笑)曲を作っていて完成間近になる内に、制作した楽曲をどうしても作り直したい、手直ししたいと思ってしまい、それが延々と続きループに入ってしまい…結局は100点満点中90点くらいに落ち着く形になりました。どこかで満足することは無いんだろうなと…(笑)
DOLCE.どんどん突き詰めていってしまうわけですね…
t+pazoliteやっぱり、作品に対する自信というのは少なからずあるのですが、自分の中で満点をあげられるかと言ったら、ちょっと違うかなって感じですね
DOLCE.凄い…まさに向上心の塊ですね…!
t+pazoliteDOLCE.さんの向上心には敵わないです(笑)
DOLCE.いやいや、何を言っているんですか!(笑)ではでは次のご質問なのですが、今回作られたCDの中で一番のお気に入り楽曲/推し曲は何ですか?
t+pazoliteそうですね…ロング版楽曲も勿論のことなのですが、個人的にはななひらさんをゲストボーカルに迎えた表題曲、「Ponko2 Girlish」 ですね。C.H.Sというサークル名が、”Cutie & Headshaking Sounds”の略なのですが、
可愛くて、頭を振りたくなるような曲。こちらを上手く体現出来た楽曲に仕上がったと思います。
DOLCE.まさに、レ―ベルのコンセプトに合った楽曲ということですね。
t+pazoliteそうですね。今回のCD、1枚目と2枚目で随分と雰囲気が違うのですが、1枚目に収録されている表題曲「Ponko2 Girlish」を、可愛い方向にベクトルを目一杯降ることによってこのような形で対比が出来たのも、推し曲にしたい要素の1つですね。
DOLCE.明るい曲と、ダークな曲が入り混じっているんですね。
t+pazoliteダークな曲の中にも、民族系に寄った曲や、ゴシックやジャズっぽかったりと、結構幅広いジャンルを織り交ぜているので、そういった要素を聴き比べて頂いても面白いかと思います。
DOLCE.ありがとうございます!「Ponko2 Girlish」についてなのですが、こちらの楽曲についての制作秘話や思い入れなどはありますか?
t+pazoliteななひらさんはいわゆる電波曲を得意とした可愛い声で歌われる曲が多いと思うのですが、今回の楽曲ではウィスパーボイスと言う、優しめの囁くような声を中心に歌ってもらいました。楽曲中にある掛け合いのような所では、いつも通りのななひらボイスで歌ってもらってるという面白い構成で、ななひらさんの新たな魅力が垣間見れるようなそんな曲に仕上がってます。歌詞もそうなのですが、ある程度歌詞の中にストーリーがありまして、そのストーリーに合わせてななひらさんに声を使い分けて歌ってもらっています。
DOLCE.ありがとうございます!表題曲以外にも、これを是非!と言った楽曲はありますか?
t+pazolite今までは、「速い」や「ハード」をコンセプトに楽曲を作ることが多かったのですが、今回はそういった今までのコンセプトとはまた違ったものを作りました。その中でも2枚目に収録されている、「Lazy Crack」 という曲なのですが、こちらの曲は普段に比べてBPMが半分くらいになっています。そこに、トラップやニューディスコなど遅めのジャンルの要素を混ぜ合わせた感じです。いつも自分の楽曲を聴いて下さっている方々にも、いつもと違った雰囲気を感じて頂けると思います。その他にも通して聞いてもらえれば、良いと感じて頂ける曲が沢山ありますので、是非まとめて聴いて頂ければと思います。
DOLCE.音ゲー曲も沢山収録されていますもんね! 1枚のCDに纏まっているというのも凄いですし。
t+pazolitemaimaiから、太鼓の達人から、グルーヴコースターから…ファンの方にも、初めてt+pazoliteの楽曲を聞いて頂ける方にも、オススメのCDになりました。
DOLCE.ありがとうございます!