突撃インタビュー!DOLCE.のなんすかコレ!? ~第5回 lapix~

投稿日時: 2016年8月1日 月曜日 19:00

~「Hi-tech」との出会い~

DOLCE.さてさて、お話変わりますが、lapixさんが音楽の世界に足を踏み入れた時期はいつ頃なのでしょうか?

lapix音楽との出会いは小学4年生の時に始めたエレクトーンでした。
音が出るものがとにかく好きで、音階とかいう概念も無くひたすら夢中になって適当に弾いていました笑
適当に弾いている内に音探しをするようになったり、コードを掴み始めたり、感覚的に音を楽しめるようになり。
そこからなんやかんやあり、中学を卒業する頃に自分でバイトで貯めたお金でDAWを買ったのが作曲活動の最初のスタートでしたね。

DOLCE.最初から打ち込みをやろうと決めてDAWを買ったのですか?

lapixそうですね。当時はYoutubeで動画とかいっぱい見ていて、いわゆるスーパーソウと言われる音に衝撃を受けまして、何の楽器で鳴らしてんだろうって思って雑誌を買ったり買った雑誌の端から端まで見たり色々調べましたね。
その後、高一ぐらいの時かな。DAWの次にマイファーストシンセ、KORGの「ラディアス」というシンセを買ったんですよ。
今はもう売ってないんですけど。それが実は、今日の今までずっと現役で使い続けているシンセなんですよ。

DOLCE.えっ!そうなんですか!?なんてアツい話なんだ(笑)
凄くいいお話を聞けました、ありがとう御座います!
そんなlapixさんですが、何故この「Hitech」というジャンルを作るに至ったのか、経緯を教えて頂けますか?

lapixきっかけになったのは、イスラエルのアーティスト「Mystical Complex」のハイテックをふとサンクラで聴いたのがキッカケです。
以前よりハイテックに近いサイケトランスはポツポツとリリースされていたのですが、近年「EDM」が流行すると共にサイケの音のエグみ・強さも増して来ていまして、彼の手によって生み出された楽曲で更に火が着いたという感じですね。
僕はその「ハイテック」を聴いて一発でハマってしまって、これを自分流に砕いて日本に持ち込んでやろう!と思いまして。それが一番最初のアクションですね!
彼の代表的な楽曲で「Impact」「Kill Them All Pt.2」などがあります。
こちらを聴けば一発でヤバさが分かると思います。

DOLCE.ヤバい、めちゃめちゃカッコいい!

lapixベースを聴けば分かるかもしれないんですが、全然サイケって感じじゃなくて、凄く「EDM」に近い強い音をしています。

DOLCE.やはり一つの楽曲に様々なジャンルを上手く流し込めるハイブリッドな人たちが話題をかっさらって行くイメージがありますね!
さっきのt+pazoliteさんしかり、Kobaryo君しかり(笑)
話題をかっさらうアーティストの流れでお聞きしたいのですが、lapixさんの中で今イチオシなクリエイターさんなどいたら教えて頂けますか?

lapixそうですね、海外では「Duo Tech」というアーティストがいるのですが、音がソリッドでめちゃイケイケです。

国内では「sky_delta」君ですね。彼は凄く音の作り込みが丁寧で、かつしっかりと個性もある出音で最近よくチェックしています。
ボーカル楽曲やメロディもキャッチーで聴きやすい印象を受けました。

DOLCE.最近SOUND VOLTEXなどでも活躍中ですよね!lapixさんとは面識はあったりしますか?

lapixちょうど先月、一緒にお茶をしに行ったのですが、制作に対する熱意もモチベーションも高くて、とても素晴らしいと思いました!
個人的に推しメンなので勝手に言っちゃいますけど、彼とは今後曲とか一緒に作ったら面白いんじゃないかなーと思ったりしています。
彼は先日ハイテックにも割りと興味ありっていう発信もしていまして、そういう発信にはこちらからも拾っていったり、声を掛けていくべきかなって感じていますので、こういうのはちょっとアリなんじゃないかなって思ったりしています。
面白い事はどんどんやって行きたいと思っているので。

DOLCE.どちらも音楽に対する意識がとても高いイメージがあるので、そんなお二人の楽曲は是非とも聴いてみたいなと思います!企画が進むのを楽しみにしていますね!(笑)
ちょっと専門的なお話になりますが、楽曲制作について、主に使用しているDAWやシンセなど、差し支えない範囲で教えて頂けますか?

lapix現在DAWは「Ableton Live 9」を使っています。
シンセは楽曲により様々で、いつも使うのは「Massive」や「Nexus」、「Sylenth1」。もはや定番ですね!
最近は「Serum」と「Spire」辺りも良く使います。

DOLCE.ありがとう御座います!少し気になっていたのですが、1曲を作り上げるまでにどれだけの時間をかけていますか?
例えばファーストアルバム「Beyond The Limits」に収録されていた「Ultra Funktion」なんかはどれぐらいだったのか、とても気になります!

lapixそうですね、「Ultra Funktion」は6時間ぐらいでした。

DOLCE.6時間!?早すぎる!(笑)

lapix制作中は頭の中で勝手に次々と音が鳴っていて。特にこの楽曲はそのパターンでした。
例えば楽曲のAメロに当たるパートを作っている時は、既に次のBパート部分が頭の中で流れていて、
あとはその通りに音を置いていくだけなので、手を止めてウーンと考えている時間がほとんど無いんです。

DOLCE.ガクガク震えながらお話を聞いています…(笑)
普段作られているハイテックに関してもそれぐらいの時間なのでしょうか?

lapix普段作っているハイテックは5時間で完成する事もあれば1ヶ月ぐらい時間をかける時もあります。
自身の楽曲で「Foolish Hero」という楽曲があるのですが、あの曲は5時間で完成しました。上手くハマれば凄く早いんですよね。
ボーカル入りのハイテックはボーカルMIXを細かく調節したいので、こちらについては何度も何度も寝て起きては調節を重ねます。

DOLCE.末恐ろしい話だ…いや、ありがとう御座います。Ultra Funktionについては以前ツイッターでやりとりさせて頂いていた際に、Pt.2を作って頂けると聞いていたのでとても楽しみにしていましたが、まさかのセカンドアルバム収録でビックリでした!(その節はありがとう御座いました。)
そんなセカンドアルバムは大ボリュームでしたが、リスナーからの反響はいかがでした?

lapixもの凄い反響でした!
ファーストアルバムの「Beyond The Limits」をリリースした際も多数の嬉しいお言葉をかけていただいたのですが、それを超える勢いで、多数の方からコメントを頂くことができて。120%の本気で作ったので本当に嬉しい限りですね!
特にイベント等の際にリスナーの方から声をかけて頂ける事が多くて、本当にありがたいです!

DOLCE.リスナーから直接声をかけて頂けるというのはやはり嬉しい事ですよね!私個人からしてもクオリティ、ボリュームどちらも申し分ない大変素晴らしいアルバムでした。
セカンドと来ればサードアルバムも、いずれどこかのタイミングで発表されるのでしょうか?

lapixそうですね!そちらは…もしかするともしかしたらですね!(ごにょごにょ

DOLCE.なるほど!?あえて深くは聞かないでおきます(笑)
さてさて、まだ情報公開されてはいないのですが、夏コミにて同時に「HARDCORE TANO*C」から頒布されるとあるCD、
こちらのCDにも参加されているということで、どんな曲に仕上がったのか一言頂いてもいいですか?

lapixタイトルに「Celebrate」とあるように記念すべきシリーズ10タイトル目を祝おう!というコンセプトで制作しました!
ここまで言っちゃうと何のシリーズなのか分かっちゃいそうなものですが…(笑)
こちらの楽曲はみんなで合唱系のブレイクから地面を揺らすような強烈なDropがお気に入りです!
ボーカルにはPERFECT COMESでもPERFECTにハマった「Shully」さんにお願いさせて頂きました。

DOLCE.なるほどありがとう御座います!
恐らく近日情報公開されるであろうとあるCDですが、そちらの楽曲も楽しみにさせて頂きますね!

さて、大分長くなってしまいましたが、この辺りで締めさせて頂こうと思います。
lapixさん長らくお付き合い頂きありがとう御座いました!最後に何か告知等ありますか?

lapixいつも聴いて頂いている皆さん、本当に感謝です!
今後も頑張っていきたいと思います!応援よろしくお願いします!

そして
夏コミでババーンとリリース予定の「Ultra Hitech 02」!会場価格は1,000円です!
ぜひ皆さんお手に取ってみてください!
「3日目 西a-52a」の「MEGAREX」ブースでお待ちしております!
更に今回は会場限定で「Tシャツ」も頒布予定となっているので、是非会場まで足を運んで頂ければと思います。
去年は思った以上に早いペースで在庫が無くなったので、夏コミ当日はお早めに!
よろしくです!

ハイテック!

DOLCE.ありがとう御座います!
夏コミの新譜も楽しみですし、9/17には「S2TBTANO*C」も控えており、まだまだ今年の夏もイベント盛りだくさん!
lapixさんの今後の活躍も見逃せませんね!本日は夏コミ直前のお忙しい中インタビューを受けて頂きありがとう御座いました!

「DOLCE.のなんすかコレ!?」次回も宜しくお願い致します!

ハイテック!