突撃インタビュー!DOLCE.のなんすかコレ!? ~第7回 DJ Myosuke~

投稿日時: 2016年8月9日 火曜日 21:23

~誰もやっていないなら自分でやる~

DOLCE.さて、先程の流通から繋がり、海外展開についてのお話もありましたが、つい先日「Hard Island」という海外のイベントに出演して来たばかりのMyosukeさんですが、どんなイベントでした?

DJ Myosuke「Hard Island」はクロアチアのパグ島で行われたフェスなんですが、場所が海辺のリゾート地にある開放感のあるクラブになってまして、そんな場所でHARDCOREとHARDSTYLEが爆音で聴けるイベントです。
そこに自分も呼ばれて出演してきたんですが、まあ出演メンバーが豪華で、恐縮な中DJをさせてもらいました。
感触としてはかなり良く、現地の人々に受け入れられました。そして今までの活動の成果か、現地で自分の事を知っている人も多数いました。

DOLCE.先程のレーベル活動が目に見えた成果として出ていた訳ですね。素晴らしい…!

DJ Myosuke「Art of Fighters」や「Angerfist」など、来日してくれたアーティストと現地での再会も果たせました。
ボートの上でDJしたり、メインフロアに出させて頂いたりもしたのですが、盛り上がってうれしかったです。
個人的には大成功で幕を閉じた感じです。楽しかったね。(笑)

DOLCE.なるほど!海外のフェスで自身の楽曲を流せるのは大きなプロモーションにもなりますし、そこでの盛り上がりはかなり自信に繋がりますよね。
さて、イベント繋がりで、最近では日本のGABBER界隈でもMyosukeさん自ら「HARDGATE」というイベントを開催し、シーンの盛り上げに一役買っていると感じるのですが、そのHARDGATE開催のきっかけや、イベントを通しての感想などは如何ですか?

DJ Myosukeそうですね、HARDGATEは去年の8月に一回目を開催しました。
基本的に自分の原動力は「誰もやっていないから自分でやろう」という事に尽きるのですが、
HARDGATEに関しても、HARDCORE GABBERで海外からのゲストも呼んで、国内外トップクラスの人を集めた理想のイベントをやりたかったので、自分で行動に移しました。

初めて開催を宣言した時は、正直成功するか不安ではありました。
しかし、アンセムを作ったり、ゲストを中心に間違いない人選で挑んだ結果、予想を遥かに上回る反響となりました。
何よりもクルーや、手伝ってくれている方々の力が大きいです。お蔭様で前回の三回目まで順調に開催できました。

DOLCE.なるほど、3回目まで続けての感触は如何でしょうか?

DJ Myosukeとても良いです。あまりアンダーグラウンドな感じにはしたくなくて、昼開催で若い子でも遊べるイベントになっているおかげか、様々な年齢の方が遊びに来てくれています。
HARDCOREってどちらかと言うとアンダーグラウンドなイメージが強いですが、HARDGATEはフェスやお祭りに近い感じで、間口を狭めず皆で遊べるイベントになればいいと思っています!
また、出演してくれた海外ゲストの方々を中心に、口コミでHARDGATEが海を超えて注目され始めて来ています。
日本産のトラックだけでなく、パーティにも注目が集まりつつあるので、この調子で今後もHARDCOREシーンの盛り上げに繋げて行きたいです。

DOLCE.確かにGABBAメインのイベントの中でもかなりオーバーグラウンドな位置まで来ている気がします!
日本と海外でもお互い良い関係を築きながらシーンの盛り上げに発展して行けばいいですね。
次回HARDGATE開催の予定は立っていますか?

DJ Myosuke次のHARDGATEですが、実はもうアナウンスも出てまして、11月20日(日)に「Circus TOKYO」でやります!
ゲスト、出演者等詳細情報は追ってアナウンスしますのでお待ちください。

DOLCE.ありがとう御座います!
さて、MyosukeさんはGABBERを作る上で影響を受けたアーティストはいますか?

DJ Myosuke基本的には人というよりは曲単体で興味を持つタイプではあるのですが、
あえて挙げるとすれば「MAD DOG」かな。
次いで「Art of Fighters」や「Angerfist」、「NeoX」など、他にも様々いるのですが、
制作のルーツに近いものになっているのは「L.E.D.」さんや「teranoid (kors k)」さんの楽曲ですね。
私がこのような生活を送っているのもteranoidさんの「gigadelic」があったからと言っても過言ではありません。(笑)

DOLCE.なるほど、gigadelicが相当影響を受けている楽曲になっているわけですね!
ありがとう御座います!日本のGABBER、HARDCOREクリエイターで今アツい「推しメン」的な人はいますか?

DJ Myosukeまずは、「6th」君。基本はメインストリームハードコアをやっていて、自分のちょっと下の世代なんですが、昔から安定してクオリティが高いです。

そして「Dustvoxx」君。彼はホントに文句の付けようが無いレベルで、日本に留まるレベルではないぐらいの逸材かなと。

「Laur」君は先程も紹介させて頂いたんですが、若干19歳の期待の新人で、割りとマルチにこなせる人ではあるんだけど、メインジャンルはフレンチコアとスピードコア。
これらについては現時点でもかなりのクオリティを出していて、これからの伸びに注目かなと思っています。

DOLCE.ありがとう御座います!
お話変わりますが、普段はどんな環境で作曲していますか?
普段使用しているDAWやシンセについても差し支え無い範囲で教えて頂けますでしょうか。

DJ Myosuke今は自宅とは違う部屋を一つ借りてそこを作業場として使用しています。それぐらいしか言う事がないかなぁ。(笑)
DAWは「FL Studio」を使用しています。机には「Virus TI」が置いてあって、あとは「microbrute」っていうのが置いてあります。
ソフトは「Sylenth 1」を一番使っているかな。あとは「μTonic」もほぼ必ず使っています。
さらに詳しく知りたい方はサンレコに制作の記事が載ってるのでそちらも見て下さい。(笑)

DOLCE.唐突に丸投げされた気がする。(笑) ありがとう御座います!
さて、大分長くなってしまいましたが、この辺りで締めさせて頂こうと思います。
普段怖くてあまり聞けないMyosukeさんの貴重なお話をガッツリ聞く事ができました!
Myosukeさん、長らくお付き合い頂きありがとう御座いました!最後に何か告知等ありましたらどうぞ!

DJ Myosukeそうですね、それでは夏コミの情報を改めて。
今回はPFR、JSHブースより、
「Awake」が会場1,200円、通販1,500円(税抜)
「Polydrum-Mechanics」が会場1,000円の通販1,300円(税抜)
「PSY子パスケース」、「PSY子マウスパッド」どちらも会場700円、通販1,000円(税抜)
会場限定で「PSY子うちわ」を無料配布します。
「3日目(日) 西o-20ab」にてお待ちしていますので、是非お越し下さい!
(通販はこちら – Japanese Stream Hardcore / Psycho Filth Records / FREAKIN WORKS)

あとは、リットーミュージック「サウンド&レコーディング・マガジン」6~9月号でFL STUDIO解説の短期連載を担当しているので、そちらもよろしくお願いします。全国書店、楽器店にあります!iOS版もあります!
http://rittor-music.jp/sound/magazine/flstudio-2/55882

そして次のイベント出演は、2016.8.28.SUN 「TOKYO HARD GROOVE SESSION ’16 -Summer-」Remo-conさんのBIRTHDAY BASHです!
出演はRemo-con、DJ Shimamura with MC STONE、kors k、M-Project、DJ Noriken、DJ Genki(敬称略)など!
詳しくはこちらをチェック→ http://tcpt.net/tokyohardgroovesession

DOLCE.ありがとう御座います!
夏コミの新譜もさることながら8/28(日)のTHGS、更には9/17(土)に「S2TBTANO*C 2016」も控えているという事で、まだまだ夏は終われませんね!
本日は夏コミ直前のお忙しい中インタビューをさせて頂きありがとう御座いました!
「DOLCE.のなんすかコレ!?」もまだまだ引き続き宜しくお願い致します!