突撃インタビュー!DOLCE.のなんすかコレ!? ~第11回 Maozon~

投稿日時: 2016年12月28日 水曜日 21:05

~誰もやらないなら俺がやる~

DOLCE.さて、お話変わりまして、最近活動を始められたレーベル「Subdued Records」について色々お聞きしても良いですか?

Maozonはい、これは同人とはちょっと違うもので、僕は今Drum’n’Bassのクラブシーンにも深く関わっているんですが、そこで思ったのが、「クラブ文化にも深く関わる日本のDrum’n’Bassレーベルって少ないな」って思ったのが発端でして。誰もやらないなら俺がやろうと思い立って立ち上げたのが「Subdued Records」です。これはクラブでのイベントもやりつつ、楽曲のリリースもしていくという二つの事をコンセプトとして、まだ出来立てホヤホヤなのであんまりコンテンツはないですが、これから色々作って行こうと考えているのと、いずれこのレーベルで大きい事も出来るんじゃないかなと考えていますので、皆さんには期待して頂けたら嬉しいなと思います。

DOLCE.ありがとう御座います!ちなみにメンバーは他にどなたが参加されていますか?それぞれの特徴などもお願いします!

Maozonまず僕Maozonがいて、他には「ITTI」ともう一人は「TLOC」、さらに名古屋に「BADMYTH」という、何れも楽曲制作とDJどちらも出来るという最低条件のメンバー4名で活動しています。

僕とTLOCは割りとアッパー目な楽曲を作るタイプなんですが、ITTIとBADMYTHは主にディープ目な楽曲をよく作る人で。今Subdued Records自体がディープ目な方向に偏りがちな傾向にあるので、アッパー目で分かり易いタイプの楽曲を作れる人がもう何人か欲しいなと思っている所でして…(笑) 我こそはという人は是非僕らのレーベルまでデモを投げてもらえたらと思っています。

DOLCE.なるほど!これはクリエイターの方も見逃せない情報ですね!ドラムン作りたい人って結構いるんじゃないですかね?

Maozonそう、いると思うんですよ!ただ中々同人周りでは見かける事がなくて。

DOLCE.リリースする場があまりないっていうのもありそうですよね。Subdued Recordsがその先駆け的なものになれたらちょっとアツいですよね!

Maozonそうですね~!ただ僕らは同人で活動する事を目的に立ち上げた訳ではないので、即売会とかにも参加する予定はなくて、あくまでクラブ文化に根付いた活動をして行きたいと思っています。

DOLCE.確かフリーリリースなんかもされてましたよね!

Maozonそうですね!こちらも割りと反響ありましたので、そういった活動も併せてこれからの活動に是非注目して頂けたらなと思います。デモお待ちしてます!(笑)

DOLCE.ありがとう御座います!
ちなみに先月の11/12に行われたSubduedのイベントはどんな感触でしたか?

Maozon結構良い雰囲気になりました。やっぱり先ほど紹介させて頂いたメンバーがアッパー目2人とディープ目2人でタイプが分かれているので、タイムテーブルも結構組みやすくて、ライブって感じではなくしっかりクラブっていう感じの雰囲気が作れました。最初ゆっくり目で始めて、最後はアッパー目で終わるっていう。勿論レーベルのイベントなので自分達の楽曲は多めに流したり、イベントのために作った、先ほど話したフリーリリースの楽曲も流したり。

あとは今回ゲストで呼ばせて頂いたリキッドファンクDJの「KMTR」さんや、TREKKIE TRAXの「andrew」さんというお二人もとてもいいエッセンスとなりました。ゲストのDJについては枠に外れすぎず、でも特にドラムンに縛る事はしていなくて、そういう方向性で呼ばせて頂きました。

DOLCE.ありがとう御座います!ちなみに次回の開催予定はありますか?

Maozonまだ確定ではないんですけど、次回も開催を予定していますので、時期が来たら情報を公開していきたいと思っています!

DOLCE.ありがとう御座います!情報公開まで楽しみにしていますね!

~ゲームはライフスタイルの一部~

DOLCE.さて、楽曲制作のインプットには様々な楽曲を多数聴いていらっしゃると思いますが、普段どんな楽曲からインスピレーションを受けますか?

Maozon普段はドラムン(Drum’n’Bass)が多いですね!
Youtubeのドラムン系のチャンネルをsubscribeしていて、それを2日に1回ぐらいの頻度でチェックしています。

DOLCE.ちなみにゲームミュージックからも多く影響を受けたりしますか?

Maozon影響を受けていたかは分かりませんが、子供の頃は結構聴いていましたね。好きな作曲家っていう括りで言えば、クロノトリガーのBGM担当の「光田康典」さんは大好きでした。

DOLCE.クロノトリガー!あのゲームの音楽は本当に素晴らしいですよね(笑)

Maozon全然関係ないんですけど、イナズマイレブンっていうゲームをプレーしていて、後からそのゲームの音楽担当が光田さんだと知った事もありました(笑)

DOLCE.なるほど!(笑)
ちなみにゲームはよくプレーする方ですか?

Maozonします!某MMORPGはもうライフスタイルの一部になってるぐらいで(笑)
最近だとDARK SOULをクリアして、今2をプレーしている所ですね。2が終わったら3を買おうと思っています。

DOLCE.あのYukacco氏も頑張っているDARK SOUL 3ですね(笑)

Maozonそうそう!(笑)
あとはDota 2とか。

DOLCE.なるほど!かなりのゲーマーなんですね!
ちなみにbeatmania自体も結構やっていた感じでしょうか?

Maozonそうですね~、初めて触ったのは家庭用のbeatmaniaでしたが、IIDXで初めて触ったのはアーケードの「HAPPY SKY」で、そこから家庭用の10thを買って、9thを買って、その後はRED、HAPPY SKYと順々に辿って行きました。段位で言うと十段ですね。

DOLCE.意外とやってますね!家庭用を追って買っているのにちょっとビックリしました。

MaozonアーケードだとTROOPERS辺りが一番やっていましたね。周りあんまりゲーセンが無かったんですが、当時本当にIIDXがやりたくて、自転車で片道40分かけてゲーセンに行ってました(笑)

DOLCE.あー!俺も昔そうでした!遠くにしかゲーム置いてある施設がなくてそうするしかないっていう。

Maozon田舎あるあるですね(笑)
そして大人になったら今度は車で40分かけてラウンドワンに音ゲーをしに行ってました。

DOLCE.今度は環境を求めるようになるっていう(笑)

MaozonそっちはIIDXが2台あったので(笑) それぐらいの情熱がありましたね。

DOLCE.音ゲーガチでやりたいと思ったらそれぐらいしちゃいますよね。すっごい分かります。そんなMaozonさんですが、音楽ゲームにも多数楽曲を提供されていますが、音楽ゲームの楽曲制作で心がける事などありますか?

Maozon自分の場合クラブ系の音を求められてると思うんですけど、普通にそのままクラブミュージックを作ってもゲーム的には面白くなるか分からないので、音楽ゲームっぽいエッセンスを入れつつ作ってはいます。音増やしたり、フレーズ増やしたり。

DOLCE.確かにクラブミュージックそのままだと、ゲームとして面白いかと言われたらまた別の話になってきますよね。

Maozonクラブミュージックって繰り返しのフレーズが多いので、音ゲーの楽曲については単調にならないように気をつけないと、とは思います。逆にクラブだと音ゲーの楽曲もあまりかけられないので色々選んだりはしていますね。

DOLCE.なるほど!

MaozonただDamage Per Secondについてはクラブでも全然使えるトラックになっているかなって思います。

DOLCE.あれはしっかりクラブトラックとしてもいける音ですよね。全然関係ないんですけど、あのムービーって稼働してから知ったんですよね?

Maozon後から知りました(笑)
自分のイメージとは全く違っていたので正直ビックリしましたが、でもこれはこれで逆に良かったかなって思っています。キャラクターも定着しましたし、皆に覚えてもらいやすいので、ありがたかったです(笑)

あともう一つArcanaという楽曲もありまして、これもかなりド直球な音ゲーのためのアップリフティングトランスとして作らせて頂きました。クラブでもかけれるような音にはなってるんですが、元々アップリフティングトランスってめちゃくちゃ長い曲なんですね。BPMは少し早めなんですが、Long版は元々のアップリフティングトランスに則って、ブレイクから何から壮大な感じに仕上げました。その流れでかは分かりませんが、SINOBUZでもトランスを書かせて頂きました。

DOLCE.確かにArcanaは音ゲーライクなトランスって感じでしたね!でも音もしっかり太くて、クラブでかけても全く問題ない所が流石だなと思います。ありがとう御座います!